raspberry piでマルチブートを試してみる

raspberryPiで利用できるマルチブートの環境として、PINN(PINN IsNotNoobs)Berrybootなどが知られている。

PINNでカスタムOSを利用する手順のリンク

結構煩雑な手順を踏む必要がある。

https://github.com/procount/pinn/wiki/How-to-Create-a-Multi-Boot-SD-card-out-of-2-existing-OSes-using-PINN

PINN用のカスタムOS設定に必要なファイル

https://sourceforge.net/projects/pinn/files/

BerryBoot用に設定されたOSイメージのダウンロードリンク

https://sourceforge.net/projects/berryboot/files/

PINNよりも公開されているカスタムOSの種類が多く、さらに導入手順も比較的容易。実際に試してみたところ、swapをONにする設定ができない模様。

その後の調査でBerryBootのファイルシステムはoverlayとなっていてることがswapを設定できない原因らしい。最近のRaspberry OSでは、swapの設定を/sbin/dphys-swapfileのスクリプトで実行しているが、こんな記事を発見。
[Solved] With overlay of root, swap does not work

解決方法として:

〇dphys-swapfileを利用しない。

〇swapとしてファイルではなく、(overlayとは別の?)デバイスを指定する必要があると理解。

次のように、SSDのパーティションにswap用に4GBを割り当ててみました。

evice     Boot    Start       End   Sectors   Size Id Type
/dev/sda1           2048    262143    260096   127M  e W95 FAT16 (LBA)
/dev/sda2       47955968 468860927 420904960 200.7G 83 Linux
/dev/sda3       39567360  47955967   8388608     4G 82 Linux swap / Solaris

swapファイルの指定は、昔ながらの(?)/etc/fstabに記述します。

/dev/sda3       swap swap defaults 0 0

その結果、4GBのswap領域を確保することができた。

$ free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:        3798908      307284      579676       47612     2911948     3366744
Swap:       4194300           0     4194300

BerryBootでインストールした複数のOS毎に、以上のようにswap設定を変更することで、目的を達成!

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